【かわさきキッズゲルニカ】
2023年11月7日
川崎市立臨港中学校
に制作過程のお話を聞きにいきました。
川崎空襲にあい、焼け野原になったこの地域でできた学校の校歌は、
「再建日本の戦士とならん」
と歌詞にあり、今も歌い継がれています。
一年次
夏休みの個人課題で、戦争に関する施設訪問、本を読むなど選択し、レポート提出。
弾薬庫のあった、こどもの国来訪
2年次には、
戦争体験講話に、
広島の森政さん、長崎の中釜さんをゲストにお迎えされています。
他にも、
ベトナム戦争でボートピープルとなり来日された方のお話しも。
これらから、
ただ受け身ではなく、みずから戦争の映画や他施設を家族と見に行き、感想を持つなど、主体的な学びに変わっていくことが興味深いです。
戦争だけではなく、差別、貧困、環境など多角的に学びを深め、キッズゲルニカに結び付き、
3年次
広島修学旅行を経て制作にいたったという深い学びがキッズゲルニカに込められています。
組合誌に掲載された先生の言葉に、
「自分の幸せは、他者の幸せを侵害しない幸せかどうか。自分で平和な社会を創っていく力のある人に育ってほしいと願います」
とありました。
先生方の心からこどもたちの育ちを願う心、熱意、ブレない、それでいて柔らかい芯の強さが素敵でした。
3年間ともに仲間と平和について考えたこどもたちは大変な財産を授かりましたね。
大きな学びをありがとうございました。
今回の文化発表会のみ展示では、あまりに惜しい、、、です。
※生徒投票により選ばれた一枚の絵を5クラスに分割。さらに、A4サイズに分割し、生徒たちが色を塗り、また一枚に合体させた。
そのため作業時間は意外とかかっていない。
が、バラバラのピースがつながり展示された感動は大きく、文化祭で他学年から、まるで美術館のようだと声が上がった。