「平和を願う二つの紙芝居」実施報告


令和5年8月8日 

かわさきキッズゲルニカ主催 川崎市平和館後援

「平和を願う二つの紙芝居」

報告①

奇しくも、

8月6日 ヒロシマ原爆投下

8月9日 長崎原爆投下

に挟まれて開催できました。

意図したわけではなく偶然です。

宮﨑先生には、今回平和館の企画展「ヒロシマ原爆展」に合わせて、「原爆の子 さだ子の願い」

川崎中原の空襲・戦災を記録する会では、

中島さんに「中原今昔紙芝居」を公演。

また對馬さんから、活動紹介をしていただきました。

アンケートでも、さだ子さんの生きざまを、そしてお友達の存在をはじめて知ったという方が多く、自分事としてとらえられた方が多かったようです。

また、中原の紙芝居から、数年前に引っ越ししてきた方々が、自分たちが住んでいる場所の歴史を知ることができてよかったというお声をいただきました。

質疑応答では、参加されたお子さんたちからの質問が、お子さんらしく無邪気でストレートで、それに真摯に答える宮﨑先生や中島さんの回答にまた胸を打たれました。

特に、10歳で戦災孤児になられた中島さんに、同じく10歳の小学生さんが、「そのあとどうされたのか?」と聞き、親戚に引き取られた中島さん。幸い卑屈になる環境ではなかったけれど、童謡「夕焼け小焼け」を聞くと、自分の本来帰る家はここではないと、寂しくなったというお話に、質問されたお子さんも自分事としてとらえられたのではないでしょうか。

キッズゲルニカも、今回参加されたお子さんのほぼ全員の方が機会があれば描いてみたい、おとなの方もお手伝いに興味があるという回答を多くいただきました。

次の展示企画に向けて、参考にさせていただきます。

暑い中、ご参加ありがとうございました。

アメリカから、紙芝居研究家 タラ・マクガワンさんも来日され、ご参加いただき感想をいただきました。