Art and Peace Festival for Kids(子どもたちのための芸術と平和の祭典)Hiroshima2023
プレスリリース
主催:Art and Peace Festival for Kids実行委員会(アトリエぱお、一般社団法人ええじゃん、のぞみ幼稚園、渡辺実)
場所・日時:広島ゲートパーク(8月3~6日) https://gate-park.jp/
紙屋町スウィング(8月26~28日) https://www.shareo.net/kamiyacho_swing/
内容:以下の展示
①日本の有名漫画家や世界的著名人らが、福島およびウクライナ支援のために作成したオリジナル起き上がりこぼし
②広島とウクライナの子どもたちが作成したキッズゲルニカ
Art and Peace Festival for Kids 実行委員会は、上記の場所と日程で「Art and Peace Festival for Kids(子どもたちのための芸術と平和の祭典)」を実施する。
ちばてつや、さいとうたかを、松本零士ら日本を代表する漫画家や、高田賢三、アラン・ドロン、ジャン・レノ、アンドリー・シェフチェンコら世界的な著名人の手による「起き上がりこぼし」が、広島の子供たちの作品とともに展示される。
合わせて、広島とスラブチチ(ウクライナ)の子どもたちが制作した「キッズゲルニカ」も展示される(ゲートパーク開催時のみ)。
放射線被害の経験を共有する広島、長崎、ウクライナ、福島が協働し、世界に向けて核兵器廃絶と世界平和を訴えることが目的。
「起き上がりこぼし」とは、福島県会津地方に400年以上前から伝わる伝統工芸品。特殊な製法により、倒してもすぐに起き上がりことを特徴とし、2011年の東日本大震災(3・11)後の復興の象徴となった。一方の「キッズゲルニカ(プロジェクト)」とは、各国の子ども達が平和への祈りを込めて、ピカソ《ゲルニカ》(1937年、マドリード、ソフィア王妃芸術センター蔵)と同じ大きさ(高さ3.5m、横7.8m)の絵を描く世界的な活動。
「Art and Peace Festival for Kids」の前身である「Okiagari Koboshi(起き上がりこぼし展)」は、世界的なファッション・デザイナーの故・高田賢三氏と渡辺実氏(「キッズゲルニカ・ウクライナ&起き上がりこぼしプロジェクト」代表)が、福島原発作業員および被災者への支援を世界中に呼びかけるために、2011年にフランスで始め、スペイン、イタリア、ウクライナへと広がった。
起き上がりこぼしの発祥地・会津は、原発作業員および被災者の主要避難地でもあった。
ウクライナでは2014年にキーウで初開催。その際、チェルノブイリ博物館を訪れた渡辺氏が、原発事故の恐ろしさに衝撃を受け、2017年、チェルノブイリ博物館とスラブチチ(チェルノブイリ原発事故処理のために作られたウクライナの人工都市)での開催となった。
その際に、漫画家の起き上がりこぼし15体と、広島と長崎で制作されたキッズゲルニカ15枚がウクライナに寄贈された。
翌4月には広島の子ども達が、世界中から広島に寄せられた千羽鶴を再利用して作った起き上がりこぼしを、スラブチチの子どもたちに贈った。
以上の交流を受けて2017年および2020年年8月6には、スラブチチのユーリー・フォミチェフ市長から次のようなメッセージが広島に寄せられた:「私たち[広島、長崎、チェルノブイリ、福島]は、どうしたら結束し、互いに助け合うことができるのかを知っています。広島と長崎、チェルノブイリと福島の教訓の大切さを、全人類、社会全体に伝えていくという共通の使命[を持ちます]。」
今回のイベントは、このフォミチェフ市長の呼びかけに、広島から応えようというもの。発起人には、会津出身の遠藤克彦のぞみ幼稚園園長らも名を連ねる。オープニング・セレモニーには、フォミチェフ市長らがメッセージを寄せる予定。
(キッズゲルニカ フェイスブックページ 渡辺実氏より引用)